メタボリックシンドローム

    私見であるがひどい診断基準で、この言葉、出始めの時は、すぐ消えるのではないかと思っていたが、これを前提に健診をはじめとしていろいろな事が行われ、 専門家の間でも頻繁に使われ続けているので、私も少し調べてみることにした。日本のこれは世界的には認知されていない。他方、たとえばクッシングシンド ロームは有名であり、高血圧、多毛、上半身肥満、糖尿病をひきおこしやすい病態で、メタボの定義と似ているが、その本体は副腎皮質ホルモンの過剰であると 突き止められている。メタボリックシンドロームにそのようなものが期待できるのか? どうやらメタボリックシンドロームを提唱する人たちの一部あるいは もっと多くに、アディポネクチンと言う物質がこの症候群の本態をなすと期待している勢力がいるらしいと思われる(私見である)。それならもっと病態を研究 して、アディポネクチンを薬にしてから提唱すればいいのにーー。私はまだ納得していない。(h23。12)